中国への阿り

今朝は本格的な曇り空。未明から東の空で遠雷が聞こえ始めている。北東部カシミール側の山々の頂きは雨雲の中だ。9時過ぎゴマ粒のように細かい雨がポツリ・・ポツリ。東隣家ではわざわざ庭に椅子を持ち出して来た。空を見上げ、ゴマ粒雨に濡れるのを楽しもうとしているようだ。ゴマ粒のような雨でも、連日の暑さに疲れた肌には愛おしい。お昼近くになって外気温がさらに下がり25℃、そしてシトシト雨に変わって来た。「気持ちが良いわねぇ~生き返るわ」と口から言葉が転がり出る。

パキスタンの報道機関、コロナ記事に関する巻頭には必ず「パキスタンは中国と非常に近接しているにもかかわらず、2月26日までコロナウィルスのない状況を維持しました。最初のケースに続いて短い休止の後、イランからの巡礼者が陽性で、その後、急増しました」というのが掲載される。この2ヶ月以上続けて読んでいるので、今ではオバハンも暗唱が出来る。如何に中国に阿った報道の仕方か。モスク・神学校、私学などもSOP(規制内容)に従うから封鎖の解除をと要望しているが、SOPが守られる(守れる)とは思わない。神学校などは雑魚寝が普通だ、40日間手を洗っていないが病気にもなっていない!と主張するような人がいる中で、消毒・手洗い、互いに約2m離れる、握手・抱擁をしないなど等が守られていたらビックリ仰天だ! 感染者は順調に増え続け7万人になるのは後2日くらいか。

知り合いがイードの休みを終え、田舎から帰って来た。「自分の村は人口が約5000人、誰もコロナのことで騒いでいないし、コロナ騒ぎを知らない者もいた」と。首都から約3時間ばかり離れた彼の家族が暮らす村。田舎での暮らしは礼拝・神の教え中心の暮らし、日々の食べ物、他に関心はないものな・・・