隣の使用人は、肩に自動小銃で水やり

ピッカピカの快晴、きょうも暑くなりそうだ・・と想っていた通り、午後には44℃。3日前から強制的にエアコンを付けさせられている。オバハン的には、室内はまだ30℃に届かずエアコンなしでも普通に過ごせるというのに、息子たちがオバハンの部屋まで来てエアコンを管理「今夏は体力を落とすな」と中々ウルサイ。お陰で大変ありがたく涼しく過ごさせている。だが、楽チンのあまり暑い台所での作業には足が遠のくので、朝の涼しい間に下ごしらえ等を済ませるよう、賄い手順の変更。    
朝5時半、外壁に日除けを下ろし屋上の植木鉢に水をやりを終えるのに約40分。台所で下ごしらえをしながら朝食の立ち喰い。ふと東側の隣家を見れば・・庭で水やりをしている使用人の肩にカラシニコフ自動小銃)が斜め掛けになっているではないの! カラシニコフを担いだまま水やり? いったい何が起こっているのか? イード(大祭)前後は確かに要注意だ。だが治安が物凄く悪くなったとの情報はない。なんでも普段とは異なる様相には注意喚起、息子が起きてきたら確認しなくっちゃ。息子も断食月に入ってからは、ピストルを携帯するようになっている。     
昨夏、西隣(スモモの家)では独居・寝たきりだった大奥様が逝かれた。後始末に海外から息子さんたちが来て、その折に聞いたところによれば、「寝た切りなのを良いことに、家中の家具・物品の類はすべて無くなっていた」。さらには、日々と費えにと管理を任せていた銀行口座からは26ラーク(田舎なら家が2軒買える)もの金額も無くなっていた」と。泥棒・強盗などの被害は使用人たちの手引きが定番みたいなパキスタンだ・・ 
昼、日本大使館からのお知らせによると「昨夜、イスラマバード市内への入り口、警察の検問所が襲撃され、警官2名が死亡」と。東隣のカラシニコフ装備の意味は何かと考え込みながら情報収集の1日だわ。