ウサギ眼

18日朝6時過ぎには普通に見えていた眼が7時、いきなり黒いかすみがかかって出血、周囲が歪んで見えなくなった。瞳がズレたようにも想えるし、黒い水の中にいるような見え方、白内障のレンズが壊れたのかと猛烈に焦った!!! 仲間と一緒の飛騨高山へのチケット3人分はオバハンの手元にある!オバハンが1駅先にある乗り換え駅まで行かなかったらチケットは手渡せない、仲間たちの旅行はどうなるの? 医者の娘は「真っ直ぐ普通に歩けている。言葉はもつれていないから脳には異常がないようだが、直ぐに病院へ行けと」と当たり前のことを言う。でもでも・・責任感の強いオバハンのアタマには、病院よりもチケット手渡しが最優先事項・・出血する眼を庇い出血した眼にガーゼを当てたまま、不安に苛まされながら1駅先まで気分は必死。ペットロスで落ち込んだ時を除いて、この数年は平穏無事の日々だったから、久しぶりに不安で「必死」の気分を味わった。

で、高山行きのチケットを渡して引き返せば良いのに(娘に怒られるのを覚悟で)そのまま高山へ。高山駅で交番に駆け込み「眼科」を捜したが、駆け込まず平湯へ。平湯に病院はないし、土日がかかったこともあって診療所は休み。痛みと出血、帰宅して(娘に)怒られる~と不安な4日間の後、ようやく昨朝、眼科へ駆け込んだ・・という横着さ。で、オバハンの小さな眼、睫毛も短いのに白眼に刺さっていたのはぶっとくて長い睫毛。実に不思議な現象というべきか、でも違和感も取れてようやく落着いたが、未だにウサギ眼だわ。

ますます広がる不平等

先日、砂漠の国ドバイなどで1日で2年分の雨が降り、過去75年間で最大の降雨量を記録、大洪水とのニュースがあった。ドバイなどUAE諸国ではモンスーン期の1ヵ月半くらいに数十mmの雨が降るくらいで、後は雨無しが普通だから特別な排水設備はない筈だから、たちまち街路は川になる。ロシアでも4月初めにウラル山脈近辺で6000軒もの家が浸水する等、過去数十年で最悪の洪水だとニュースがあった。UAE やドバイだけではなく、アフガンやパキスタンの西側砂漠地域でも春だというのに雨が続いて、住宅3000棟近くが被害を受け死者も100人近く。未だに救助活動などが続いているらしい。おまけにパキスタン中部地域でも洪水か・・と思いながらニュースを見ていたら、何のことはない首都周辺部では洪水に対する厳戒態勢だと言うではないの。全国的に雨が多い2024年になるのかな、明らかにパキスタンの気候も変わっている・・
2年前のパキスタン大洪水、被災者3300万人から立ち直っていない人が大多数なのに、今年も洪水に見舞われそうなパキスタンだ。貧富差は広がりインフレは進み、パキスタンはいったいどうなるのか? 国連による最新の人間開発指数発表では、豊かな国では「人間開発」が記録的水準に達する一方、最貧国の半数の状況は後退とある。その原因の1つにはコロナで格差が拡大したとも報告にはある。先進国では多くがワクチンの接種をしていたが、貧しい国々では接種率が低くく、仕事を失うなど諸々の不平等も生まれて格差が広がったとも。日本24位、パキスタン164位、アフガン182位と人間開発指数は、前年より確かに下がっている。

イスラエルへの制裁

世の中、よう解らんことが多過ぎ・・イスラエルが占領するパレスチナ自治区で、パレスチナ人の人権が侵害されているとして、アメリカが「近日中にもイスラエル軍の部隊に制裁を科す」というが、国連で決議されたのではなかろうに、単独1国アメリカの思惑でイスラエル軍部隊への制裁が出来るのか?等を、よくよく読めば・・制裁が発動されると「アメリカの軍事支援や訓練を受け入れられなくなる」とあるから、ああ、そういうことかと納得。アメリカ国内でのイスラエルへの非難を感じて「大統領選挙睨み」というだけか、姑息の極みとも言えるな。2ヶ月ほど前にも、アメリカはパレスチナ人への襲撃に関与したユダヤ人入植者4人に制裁を科すとかあったような。この場合もアメリカ内の資算が凍結??、アメリカ人との取引が禁止というもので、対米ビジネスでもしていない限り痛くも痒くもないだろう。何にしても「格好」だけの制裁だ。

一昨日、パキスタン最大の都市カラチで、日本人5人の乗った車輌が自爆テロ犯によって襲撃を受け、警備員1人と通行人2人が巻き込まれたという。日本人の乗った車輌には護衛車もついていたらしいが、狙われたら避け難いのも事実だ。中国人は反感を持たれているから、中国人に間違われたと想われるが、中国人によく似た外見の韓国人や日本人は気の付けようがない。先月も爆発物を積んだ車が、ダム建設中の中国人たちの車輌に突っ込み、6人が死亡している。

イスラエル、微妙なポジション

いやぁ~~この春は花を見るために廻ったなぁ~~ 約20日間で我が家の裏にある川沿いの桜並木、お城の桜並木、淡路島の桜と菜の花、桜草。岐阜の奥にある樹齢1200年と言われる薄墨桜など等。薄墨桜を見に行った過日は、家々の庭に咲く花とともに庭先などに咲いている濃い紅色の桃らしき花も気になっていた。杏の花ではないし、普通の桃の花でもないと。無粋な友人たちも「花」に関しては知識薄弱、そのままに。
そして一昨日からは高山、平湯で泊まって中津川は阿智の花桃と5分咲きの桜、桜三昧、マグノリア(白木蓮)紫木蓮が満開の街道をひた走り。木蓮は1億年もの前から今のように純白で華やかな大ぶりな花相と聞けば、さらに愛しさが増す(愛犬ハナビちゃんやターボのお墓にも木蓮を植えたが、日当たりがイマイチ、成長しない。植え替えてやらなくっちゃな・・) ついで岐阜県は阿智の花桃の里、谷を入るなり桜色と濃い紅色の豪華な彩りに圧倒され、歓声が上がりっぱなし! そして、その花が「花桃」なる名前だと、地元の人に教えられて凄く納得。花は豪華そのもので「実がならない」らしい桃の花というのに初めてお目にかかったな。標高が下がるにつけ新緑とツツジ、はなみずき、花三昧の贅沢極まりない日々の中で、来年はもう桜を中心とした花々が見られないかもしれない等、改めて一期一会を実感。

イスラエルがイランに反撃(死傷や被害は出ていないとはいうが)イスラーム過激派(国)を敵に廻す覚悟というところまでは行かないが・・と言うことか??アメリカはイスラエルに対し、直ちに4兆円の緊急予算案を超党派で可決って。イスラーム教徒を刺激しない程度、イスラエルによる反撃。微妙なポジションを保っている。

 

被害妄想

イスラエルに大使館を攻撃され、革命防衛隊の指導者などを殺害されたイラン。イランは報復するためへの時間をかけ、イスラエルに応戦(迎撃)の準備をさせた。だからイスラエルは99%を迎撃したと発表しているから、この段階でイスラエルのメンツは保たれたと想ったものだ。イランはイスラエルへの形だけの報復・実害が僅少の報復をした上で、「イスラエルとの、これ以上の緊張の激化は望まない」と言いつつも、「イスラエルに反撃されれば即時に報復する」とも。イランも過激な国民が多い国だ、国民を納得させるためにもイスラエルへの報復は必要だったろうから、オバハンの感覚でもイランの心情は当然だと想う。右の頬を叩かれれば左の頬も出すなどは、有り得ないのが中東地域に限らず、世界の大半に当て嵌まると想うのだ。黙って我慢をすれば察してくれる等は、有り得ないのが常識と想うべきだ・・広島・長崎に原爆を落とされ、恨みを忘れアメリカに諂った日本を、多くの国は組みやすしと見て馬鹿にしたはずだ。
それにしてもイスラエルという国の傲慢さ、自分たちが先にイラン領土を攻撃したことに対する反省はゼロと見える。イランに反撃されたから、さらにイランへ報復しようなど何んたる心情か。「報復以外に選択肢がない。反撃しないと抑止力が成り立たない」なる心情には被害妄想的なものがあるのだろう。ホロコーストの亡霊に取り付かれ、いま自分たちイスラエルパレスチナ人に対してホロコースト的な行為をしていることは棚上げにしているのか?
イスラエルの国民も74%が同盟国との関係が損なわれるようであればイランへの反撃に反対する」という世論調査が出ているらしい。イスラエルの人々すべてがイラン攻撃に賛成していないと知ってホッとする部分もあるが、

大使館や公館は絶対不可侵

世界中にある、各国の大使館というものは「その国の領土とみなされる・外国にあっても大使館の敷地は、その大使館の領土であり、その敷地内に一歩足を踏み入れれば、所在国の法律には一切縛られることは無い」というのが国際認識だ。国交が成立している外国に大使館を置けば、そこは治外法権が及ぶ。大使館や公館は絶対不可侵ともされている。
イランの最高指導者ハメネイ師が「大使館は、その国(イラン)の領土とみなされる」と言い、怒りを表して当然だ。早い話が、イラン領土がイスラエルによって攻撃されたのだから、戦争の火たぶが切って落とされたとの認識は間違いではない。元々イランはイスラエルと仲が悪いにもかかわらず、イランはすぐさまイスラエルへの報復をせず、警告をだして迎撃できるだけの時間を与え、かつ1度の報復で「ことを収めよう」としているのに・・イスラエルはイランへの報復の意思を見せている。イスラエルの指導者は狂っているとしか想えないのだが、どうだろう? イスラエルには、欧米諸国の強力な後押しがあるからとの傲慢さが見え見えだ。核兵器を持っている、中東一番の軍事力も誇っている・・「神に選ばれた民」であるとのプライドもある・・おまけに言うにこと欠いて「自分たちイスラエルは世界で最も高い倫理観を持った軍隊はいない」とまで言い切っている。
イスラエルユダヤ人)たちは世界一の大国・アメリカの経済や政治、マスメディアへの影響力(金にものを言わせる)がとてつもなく大きく、それを認識しているから怖いものがないのだろうか。イスラエルロビイストたちは議会の派閥すべてに金をばら撒き、選挙情勢も左右すると言われるくらいだから、バイデンもトランプもイスラエルを無視するわけには行かないわな。

報復攻撃

今月の初めに、シリアにあるイラン大使館がイスラエルによって攻撃を受けた。その折、イランの精鋭部隊・軍司令官を初めとする7人もが殺害されたことに対する報復にと、昨日、イランはイスラエルへの報復攻撃。だが、イランは報復すると声明を出しイスラエルアメリカ)に迎撃するために充分な準備時間も与えた後、ドローンとミサイルを300発も発射したから、その殆どが撃墜された。中東の大国イランとしては長年の敵イスラエルに対し、弱腰を見せられないというのもあったろう。もしイランがイスラエルに対して報復をしなければ、反イスラエルの国々から下目に見られるだけではなく、そこの武装勢力支持も失う可能性があって、プライド高いイランには、それが耐え難い屈辱だったかも。そもそも大昔からイランとイスラエルは仲が悪いが、イランがイスラエル領内への攻撃は今回が初。初だから許されるとか言う気は皆無だが、国際機関は常にイスラエル寄りだし、欧米寄り諸国もイスラエル寄りで、パレスチナの被災者を想えば、それだけでも心痛み不快だ。
国連の事務総長は、昨日の緊急会合でイランを非難。アメリカは国連の場でイランに責任を取らせると息巻いているし、「イランは従来のレッドラインを越えた」と報じられているが、この攻撃に関してのみ言うならば、イスラエルの方が先に手をだしたのではないか? そもそも国際法だの、国連決議に重きを置いていないのはイスラエルではないか??「国際法では、武力による報復は禁じられている」というが、それならばハマスパレスチナの攻撃に対し何十倍もの武力で報復をしているイスラエルはどうなんだと言いたいものだ。